


英語の race と ethnicity は、どちらも人のルーツや集団を表す言葉ですが、意味は異なります。
日本語ではどちらも「人種」や「民族」と訳されることがあり、混同されやすい単語です。英語圏では使い分けが重要なため、基本的な違いを理解しておくと役立ちます。
race は、主に身体的特徴に基づく「人種」を表します。肌の色や顔立ちなど、生物学的・外見的な分類として使われることが多い言葉です。
What race is he?
(彼はどの人種ですか)
People of different races live here.
(さまざまな人種の人々がここに住んでいます)
アメリカなどでは、書類で race を聞かれることがあります。
例:
などです。
ethnicity は、文化・言語・歴史・伝統などを共有する「民族的背景」を表します。外見よりも、文化的なつながりに重点があります。
She is proud of her ethnicity.
(彼女は自分の民族的背景を誇りに思っています)
The city has many ethnicities.
(その都市には多くの民族集団があります)
たとえば、同じ race に分類される人でも、ethnicity が異なる場合があります。
簡単に言うと、
です。
例えば、
* Japanese
* Korean
* Chinese
は、広い分類では同じ Asian race に含まれることがありますが、ethnicity はそれぞれ異なります。
さらに混同されやすい単語に nationality があります。
* race = 人種
* ethnicity = 民族的背景
* nationality = 国籍
例:
A person can have:
* Japanese nationality
* Asian race
* Korean ethnicity
という形もあり得ます。
race は非常にセンシティブな話題になることがあります。英語圏では、初対面で相手の race や ethnicity を直接聞くのは避けられることも多いです。
そのため、日常会話では慎重に扱われます。
racial issues
(人種問題)
ethnic food
(民族料理・エスニック料理)
ethnic group
(民族集団)
race は身体的特徴による「人種」を表します。
ethnicity は文化や歴史に基づく「民族的背景」を表します。
この違いを理解しておくと、英語の記事や海外ニュースも理解しやすくなります。